2006年12月27日

キングソフトオフィス2007 β版 Ver.1.0     林 弘幸

キングソフトは中国の会社です。マイクロソフトのオフィス製品と互換性があるソフト(ワード・エクセル・パワーポイント)が2月に発売予定で、価格は4980円と安いのが特徴です。現在製品前のβ版を無料でダウンロード&試用できます。

サイト:http://www.kingsoft.jp/download/office/index.htm

 

「キングソフトオフィス2007」は、「ワープロ」「表計算」「プレゼンテーション」がまとめられたオフィスソフト。ワープロの「Kingsoft Writer 2007」、表計算の「Kingsoft Spreadsheets 2007」、プレゼンテーションソフトである「Kingsoft Presentation 2007」の3本のソフトが含まれる。現在、提供されているのはβ(サンプル版)で、20074月末まで無料で利用できる。

いずれのソフトも、Microsoft Officeで作成された文書をそのまま読むことができ、Microsoft Officeの文書形式で保存できる。インタフェースが似ており、操作方法も近いなど、Microsoft Officeとの互換性は高い。さらに「複数文書を開いているときに、編集対象をタブで切り替えられる」「文書をPDFファイルに出力できる」など、独自の機能も備えている。文書をパスワード保護することも可能で、セキュリティにも配慮されている。

Kingsoft Writer 2007」は、Microsoft Wordに相当するワープロソフト。フォントや段落などのスタイル設定、文字修飾、スペルチェックや禁則処理、罫線、図形や画像、テキストボックスなどのオブジェクトの埋め込みと、ワープロソフトで使われる機能はひと通り揃う。変更履歴やコメントを記録することも可能だ。
編集した文書は、「Kingsoft Writer 2007」独自の文書、テンプレート形式で保存できるほか、Word 97/2000/XPの文書、テンプレート、リッチテキスト、テキスト形式で保存できる。印刷時には、手動で両面印刷をしたり、隠し文字を印刷せずにそのスペースを埋めて印刷したりといったことも可能だ。

Kingsoft Spreadsheets 2007」は、メニューなどのインタフェースに加え、関数の書式もMicrosoft Excelと共通する表計算ソフト。行や列の固定、ブック/シートの保護、データと連動したグラフの作成と、表計算ソフトに求められるさまざまな機能を備える。ウィザードを利用して、ユーザが関数を定義することも可能だ。
複数文書を開くときの方法は、タブ切り替えだけでなく、タスクバーによる切り替え(SDIでの使用)でも可能。「Kingsoft Writer 2007」と同じく、独自形式のほかに、Excel 97/2000/XPの文書、テンプレート、カンマ区切りテキスト、タブ区切りテキストで文書を保存できる。


Microsoft PowerPoint
と互換性を持つプレゼンテーションソフトが「Kingsoft Presentation 2007」。オートシェイプ、アニメーション効果、スライドの切り替え効果などでも、PowerPointとの互換性がある。発表時に二つのスクリーンを使って一方を参加者に見せ、もう一方を発表者だけが見る「ダブルスクリーン拡張モード」のスライドショウ機能などを備えている。



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